13.細かいこと |
第13章はタイトル通り細かいことを解説します(笑)
トピックスは以下の3つです。
●TABキーを無効にする方法
●右クリックを無効にする方法
●マウスカーソルの変化について
●TABキーを無効にする方法
知っている人は知っていることですが、
通常のFLASHでは、画面上でTABキーを押すことによって、
クリックできる部分を黄色枠で表示することができます。
この機能、脱出ゲームで用いられると反則的な効力を発揮できます。
要するに隠れているアイテムの場所が、一目でわかるようになります。
したがって、脱出ゲームを作成する際には、
このTABキーを無効にする処理を入れておかなければ、興をそいでしまうことになります。
ちなみに、TABキーを無効にするには、
_rootの冒頭で、アクションを挿入→スクリプトを行い、
以下のようなスクリプトを記述します。
この1行だけでOK。記述しておきましょう。
●右クリックを無効にする方法
さらに知っている人は知っていることですが、
通常のFLASHでは、画面上で右クリックすることによって、
拡大・再生といったメニューを選択することができます。
この機能ですが、先送りボタンを押されると、
脱出ゲームの作りによってはいきなりエンディングにたどり着いたりします。
これも困るので、右クリックのメニューを無効にするには、
冒頭で以下のようにスクリプトを記述します。
これも1行だけでOK。
正確には完全に無効になるわけではないですが、
脱出ゲームを行うのに、害のないメニューが残ります。
●マウスカーソルの変化について
これも細かい話になりますが、
FLASHにて、クリックできるボタン上にマウスカーソルを持ってきた場合、
ポインタが矢印の形から指の形に変化します。
この機能を用いると、「画面上をマウスカーソルでなぞるだけで、そこがクリックできるかわかる」
というワザが使えます。これも場合によっては興をそいでしまいます。
この問題は、押しても何も起こらない透明なボタンを
一番深い深度に配置していくことで防ぐことができます。
要するに、画面上にポインタがある限り、常時指のマークにしておくという作戦です。
実のところ、現在のsample escapeでは、
クリックすると「何もないなぁ…」とメッセージを表示するボタンが既に配置されているので、
既にこの問題を解決できています。
また、これを逆利用することもできます。
クリックポイントがシビアすぎる場合、バックにボタンを配置しないことで、
クリックポイントを見つけやすくする、ということもできます。
クリックポイントにカーソルが重なったら
矢印から指マークに変化するわけですから。
どちらを選択するかは製作者次第です。
とりあえず、TABキーと右クリックを無効にしたものを以下に表示しておきます。
第12章で公開しているFLASHと比べると、
TABキーと右クリックが無効になっていることがわかります。
スクリプトを冒頭に2行追加すればすむ話ですので、追加しておきましょう。
この章で作成したファイルはこちらから。
lzh形式
zip形式
※このファイルは使用・流用は自由としますが、そのままの転載は不可とします。
使用・流用した場合、強制ではありませんが、連絡・クレジット等をしていただければ幸いです。
ただし、効果音に関しては、他サイト様のものを使用させていただいておりますので、
効果音については二次使用をせず、ご自身で取得するようにお願いいたします。
前章:14.アップしない引き出し
前章:12.about item(後編)
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